パルメロの名前の由来、
特徴について
パルメロの名前の由来
鬼塚さんは沢山のマンゴーを育ててきました。なかでもパルメロは、真珠のように一際艶やかで、芳醇なマンゴーの香を持ち合わせていたので、pearl(真珠)mellow(芳醇)を略して「パルメロ」と名付けられました。
パルメロの特徴
- 糖度が非常に高く、甘みが強い
- 芳醇な完熟マンゴーの香りが溢れ出る
- 繊維が少なく、なめらかな口触り
- 宮崎マンゴー農家6人だけが作るマンゴー
- 2021年3月に商標登録し新しく誕生
- 2023年約2000玉しかない希少種
- 天敵栽培、微生物栽培を積極的に取り組み、人、環境に優しい(安心・安全)
- 農家直送の為、鮮度抜群
━ パルメロについて
幻の希少種マンゴー パルメロの誕生まで
パルメロは、宮崎マンゴーの歴史を築き、今を支える農家たちが、宮崎マンゴーの未来を守るため、長年栽培・研究を重ねて誕生したマンゴーです。
イチゴやブドウなど多くの果物は、日本で多くの品種でシェアを分けていますが、日本のマンゴーはアーウィン種という一つの品種が95%以上を占めています。そして技術流出、機械の向上などにより、全国各地でマンゴーが作られ始め、他県の品質が年々上がっている事から生産者鬼塚さんは「このままでは、『宮崎マンゴー』のブランド性が薄れていくのではないか」と危惧し、今までの研究を生かして、宮崎の気候や土壌に合った新しい品種を見つけ‟宮崎マンゴーブランドを守りたい”と考えるようになりました。
2000年頃から30種類以上のマンゴーの苗木で栽培・研究を重ねましたが、成果が出ず絶望に打ちひしがられる日々が続きます。そんな中、2004年頃に1本だけ見た事ない苗が混ざっているのを見つけ、農園の隅で育ててみることにしました。期待はしていなかったものの、成長した実を食べてみたところ、予想とは裏腹に、そのマンゴーは香りが強く、アーウィン種と違った甘味で糖度が高いという特徴があり、非常においしかったため、研究に力を入れることにしました。
しかし、マンゴーの苗木は成木になるまでに約5年かかり、1本の苗木から数を増やすことは容易ではなく、今までのマンゴーを減らして新しく育て上げるには、膨大な時間とコストがかかることは分かっていました。さらにこの品種の最大限の良さを引き出すのはいつになるのか先が見通せない中、このマンゴーに賭けてみることはかなり勇気のいるものでしたが、鬼塚さんは「このマンゴーがきっと宮崎マンゴーの新たな光になる!」と、決して諦めず、気の遠くなるほどの研究と栽培を続けていきました。
栽培していく中で、1人での研究に限界を感じた鬼塚さんは、栽培方法を確立するために、様々な土壌の農園を持つ宮崎マンゴーの歴史を築いてきた農家5人に協力を仰ぎ、6人で檬栽師組を結成します。仲間を増やして、研究・議論を進めついに、パルメロは農家たちがうなるほどのマンゴーにまで成長しました。
そしてこのマンゴーの種類を特定する為に、マンゴーについて日本一の遺伝子情報を持つ宮崎大学で、遺伝子検査をした所、どの品種にも該当なしという結果となり、2021年3月に商標登録を取得するに至りました。
そうした約20年の歴史を経て、2021年約2000玉しか出荷されない、稀少性が高い新しい宮崎マンゴー「パルメロ」が誕生しました。